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 四度目の攻撃。

 拳の先が温《あたた》かい。

 見てみると結構な量の出血があり、教室の床に血溜《ちだ》まりが出来ていた。


『……さっきからドンドンと、壁がうるせぇな。何かやっているのか?』

『さぁな。人望のないお前に対しての嫌がらせじゃないのか?』

『けっ。言ってろ。どうせもうすぐ決着だ。お前ら、一気に押し出せ!』

『……態勢を立て直す! 一旦下がるぞ!』

『どうした、散々ふかしておきながら逃げるのか!』


「アキ、そろそろよ」

「うん。わかってる」

 周りに集まっている皆にも目《め》配《くば》せをする。

 皆は黙ってうなずいてくれた。

「吉井君、島田さん。二人とも何をしようとしているのですか?」

 状況のわからない遠藤先生が僕らを交互に見る。

 僕らの偽りの勝負を怪しんで召喚獣を戻される前に決着をつける必要がある。

「おおおおおおっ!」

 腹の底から力をこめて雄《お》叫《たけ》びをあげる。

 五度目で決める。この先はない!


『あとは任せたぞ、明久』


 敵の本隊を引き付けた雄二が、壁の向こうからよく通る声でそう告げてきた。

 午後三時ジャスト。作戦開始だ。


「だぁぁーーっしゃぁーっ!」[#4段階大きな文字]


 召喚獣に持てる力の全てを注《つ》ぎ込《こ》んで、壁を攻撃する。

 ハナから狙いはこのBクラスにつながる壁だ。美波との勝負は壁を破壊させる召喚獣を喚《よ》び出《だ》す為の方便に過ぎない。

「──ぐぅぅうっ!」

 全身に走る痛みに神経がきしむ。

 けど、こんなことができるのは僕しかいない。痛みが返る代わりに、物理干渉能力を持つ僕の召喚獣だけしか。


 ドゴォッ[#4段階大きな文字]


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 豪快な音をたて、Bクラスにつながる道が生まれた。

「ンなっ!?」

 崩れた壁の向こうにある、驚いて引きつった根本君の顔。

 向こうの戦力のほとんどは雄二|率《ひき》いる本隊を追って教室から出ている。

 またとない好機。敵の主戦力は出払い、代表の防備は薄い。ここを逃せば勝ちはない!

「くたばれ、根本|恭二《きょうじ》ぃーっ!」

 僕らは呆気に取られている根本君に勝負を挑むために駆け寄った。

「遠藤先生! Fクラス島田が──」

「Bクラス山本《やまもと》が受けます! 試獣召喚《サモン》!」

「くっ! 近《この》衛《え》部隊か!」

 まだ教室に残っていた根本君の近衛部隊がその行く手をふさぐ。

 僕らと根本君の距離は20メートル程度。広い教室のせいで随分《ずいぶん》と距離がある。

「は、ははっ! 驚かせやがって! 残念だったな! お前らの奇襲は失敗だ!」

 取《と》り繕《つくろ》うように僕らをわらう根本恭二。

 確かに僕らの奇襲は失敗だ。既に周りを近衛部隊全員に取り囲まれている。こうなった以上、点数に劣《おと》る僕らにこの場を切り抜ける術《すべ》はない。だが、目的は達した。


 ここで、急に話は変わるけど教科の特性を説明しよう。

 各教科にはそれぞれ担当教師がいて、その先生によってテスト結果にも特徴が現れる。

 例えば、数学の木内先生は採点が早い。

 例えば、世界史の田中先生は点数のつけ方が甘い。

 例えば、今一緒にいる英語の遠藤先生は、多少のことには寛容《かんよう》で見《み》逃《のが》してくれる。

 では、保健体育は?

 保健体育は採点が早いわけでも、甘いわけでもない。遠くにいる相手に戦闘を仕掛けられるわけでもなければ、騙しやすい先生であるというわけでもない。

 保健体育という教科の特性。それは、教科担当が体育教師であるが為の──


 ダン、ダンッ!


 出入り口を人で埋《う》め尽《つ》くされ、四月とは思えないほどの熱気がこもった教室。そこに突如《とつじょ》現れた生徒と教師、二人分の着地音が響き渡る。

 エアコンが停止したので、涼を求める為に開け放たれた窓。

 そこから屋上《おくじょう》よりロープを使って二人の人影が飛び込み、根本恭二の前に降り立った。

 そう。保健体育の特性は、教科担当が体育教師であるが為の──並外《なみはず》れた行動力。


「……Fクラス、土《つち》屋《や》康《こう》太《た》」

「き、キサマ……!」

「……Bクラス根本恭二に保健体育勝負を申し込む」

「ムッツリィニィーーッ!」

 僕らが近衛部隊を引き付けたので丸裸になった根本恭二。最《も》早《はや》どこにも逃げ場はない。

「──試獣召喚《サモン》」


『Fクラス 土屋康太 VS Bクラス 根本恭二

 保健体育 441点 VS 203点     』


 ムッツリーニの召喚獣は手にした小太刀を一閃《いっせん》し、一撃で敵を切り捨てる。


今ここに、Bクラス戦は終結した。

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バカテスト 保健体育[#「バカテスト 保健体育」は太字]

【第八問】[#3段階大きな文字]


 問 以下の問いに答えなさい。[#「問 以下の問いに答えなさい。」は太字]

『女性は( )を迎えることで第二次性徴期になり、特有の体つきになり始める』



 姫路瑞希の答え[#「姫路瑞希の答え」は太字]

『初潮』


 教師のコメント[#「教師のコメント」は太字]

 正解です。

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 吉井明久の答え[#「吉井明久の答え」は太字]

『明日』


 教師のコメント[#「教師のコメント」は太字]

 随分と急な話ですね。



 土屋康太の答え[#「土屋康太の答え」は太字]

『初潮と呼ばれる、生まれて初めての生理。医学用語では、生理のことを月経、初潮のことを初経という。初潮年齢は体重と密接な関係があり、体重が43㎏に達するころに初潮を見るものが多い為、その訪れる年齢には個人差がある。日本では平均十二歳。また、体重の他にも初潮年齢は人種、気候、社会的環境、栄養状態などに影響される』


 教師のコメント[#「教師のコメント」は太字]

 詳し過ぎです。

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「明久《あきひさ》、随分《ずいぶん》と思い切った行動に出たのう」

 終戦後、Bクラスにやってきた秀吉《ひでよし》に、まず最初にそんなことを言われた。

「うぅ……。痛いよう、痛いよう……」

 とにかく今は手が痛い。100%全《すべ》てが返るわけじゃないとは言え、素手《すで》で鉄筋コンクリートの壁を壊したんだから、その痛みは並じゃない。

「なんとも……お主《ぬし》らしい作戦じゃったな」

「で、でしょ? もっと褒めてもいいと思うよ?」

「後のことを何も考えず、自分の立場を追い詰める、男気|溢《あふ》れる素晴らしい作戦じゃな」

「……遠まわしに馬鹿って言ってない?」

 学校の壁を破壊するなんて、問題にならないわけがない。僕の放課後の予定は職員室でのハートフルコミュニケーションで埋まってしまった。初犯でなければ留年や退学になっていたかもしれない。

「ま、それが明久の強みだからな」

 雄《ゆう》二《じ》がバンバンと肩を叩いてくる。

 馬鹿が強み!? なんて不《ふ》名《めい》誉《よ》な!

「さて、それじゃ嬉し恥ずかし戦後対談といくか。な、負け組代表?」

「………」

 床に座り込んでいる根本君。さっきまでの強気が嘘《うそ》のようにおとなしい。

「本来なら設備を明け渡してもらい、お前らには素敵な卓袱台をプレゼントするところだが、特別に免除してやらんでもない」

 そんな雄二の発言に、ざわざわと周囲の皆が騒ぎ始める。

「落ち着け、皆。前にも言ったが、俺達の目標はAクラスだ。ここがゴールじゃない」

「うむ。確かに」

「ここはあくまで通過点だ。だから、Bクラスが条件を呑《の》めば解放してやろうかと思う」

 その言葉でうちのクラスの皆はどこか納得したような表情になった。Dクラス戦でも言ったことだし、雄二の性格を理解し始めているのだろう。

「……条件はなんだ」

 力なく根本君が問う。

「条件? それはお前だよ、負け組代表さん」

「俺、だと?」

「ああ。お前には散々好き勝手やってもらったし、正直去年から目《め》障《ざわ》りだったんだよな」

 凄い言い様だけど、そうやって言われるだけのことを彼はやっている。だからこそ周りの人間は誰もフォローをしない。本人もそれはわかっているみたいだ。

「そこで、お前らBクラスに特別チャンスだ」

 昨日の昼に雄二が言っていた、あの取引の材料を提案する。

「Aクラスに行って、試召戦争《ししょうせんそう》の準備が出来ていると宣言して来い。そうすれば今回は設備については見《み》逃《のが》してやってもいい。ただし、宣戦布告はするな。すると戦争は避けられないからな。あくまでも戦争の意思と準備があるとだけ伝えるんだ」

「……それだけでいいのか?」

 疑うような根本君の視線。当初の計画ではそれだけでよかったんだけどね。

「ああ。Bクラス代表がコレを着て言った通りに行動してくれたら見逃そう」

 そう言って雄二が取り出したのは、先ほど秀吉が着ていた女子の制服。

 これは僕の要望の制服を手に入れる為の手段だ。なんとなく雄二の個人的感情も入っているような気がするけど。

「ば、馬鹿なことを言うな! この俺がそんなふざけたことを……!」

 根本君が慌《あわ》てふためく。そりゃ嫌だよね。

『Bクラス生徒全員で必ず実行させよう!』

『任せて! 必ずやらせるから!』

『それだけで教室を守れるなら、やらない手はないな!』

 Bクラスの仲間達の温かい声援。これを見るだけで根本君が今までどういった行動を取ってきたのかがわかる気がする。

「んじゃ、決定だな」

「くっ! よ、寄るな! 変態ぐふぅっ!」

「とりあえず黙《だま》らせました」

「お、おう。ありがとう」

 一瞬で代表を見限って腹部に拳《こぶし》を打ち込んだBクラスの男子。流石《さすが》の雄二も変わり身の早さに驚いている。

「では、着付けに移るとするか。明久、任せたぞ」

「了解っ」

 ぐったりと倒れている根本君に近付き、制服を脱がせる。

 男の服を脱がせるなんてこの上ない苦痛だけど、仕方がない。これが僕の目的だから。

「う、うぅ……」

 うめき声をあげる根本君。まずいな、目を覚ますかもしれない。

「ていっ!」

「がふっ!」

 念の為に追加攻撃。その後に見慣れた男子の制服を剥ぎ、女子の制服をあてがう。

「うーん……。これ、どうするんだろう?」

 男子の制服と違い、全然やり方がわからない。順序はどうなっているんだ?

 そうやって困っていると

「私がやってあげるよ」

 Bクラス女子の一人がそう提案してくれた。

「そう? 悪いね。それじゃ、折角《せっかく》だし可愛くしてあげて」

「それは無理。土台が腐ってるから」

 酷《ひど》い言いようだ。

「じゃ、よろしく」

 僕はその女子に根本君を託《たく》し、手に彼の制服を持ってその場を離れた。

 多分、この辺に……。

 ごそごそと根本君の制服を探る。すると、指の先に何かがあたる感触《かんしょく》があった。

「……あったあった」

 見覚えのあるその封筒を取り出し、自分のポケットに入れる。

 さて、この制服はどうしようか? ──よし。捨てちゃおう。折角だから根本君には女子の制服の着心地を家まで楽しんでもらうとしよう。

 そんなことを考えながら、皆より先にFクラスへ戻る。

 根本君の制服をゴミ箱に突っ込み、その後ポケットから例の封筒を取り出した。

「落し物は持ち主に、っと」

 姫路さんの席に置いてある、彼女の鞄に入れておく。これで作戦完了っと。

「吉《よし》井《い》君!」

「ふぇっ!?」

 背後からいきなり声をかけられて、不覚にも僕は間抜けな悲《ひ》鳴《めい》をあげてしまった。なんか凄く恥ずかしい!

「な、なに?」

 慌てて振り向く。するとそこには、姫路さんがいた。

「吉井君……!」

 目が潤《うる》んでいる。今日の姫路さんは泣き顔ばかりだ。

「ど、どうかした?」

 鞄を勝手にいじっている姿を見られてしまい、慌てる僕。すると、そんな僕に姫路さんはあろうことか正面から抱きついてきた。

「ほわぁぁっっと!?」

「あ、ありがとう、ございます……! わ、私、ずっと、どうしていいか、わかんなくて……!」

 どうしていいかわからないのは僕の方だ。くそっ! これは新《あら》手《て》の陽動作戦か?

「と、とにかく落ち着いて。泣かれると僕も困るよ」

「は、はい……」

 精神の安定を図る為に姫路さんを引き離す。

 ってしまった! 引き離してどうする! こんなチャンスは二度とないだろうが!

「いきなりすいません……」

 涙目《なみだめ》をこする姫路さん。

 ああっ! 言いたい! もう一度抱きついてってお願いしたい!

「も、もう一度──」

「はい?」

 げっ! 思わず口に出ていた! 何か他のことを言わないと!

「もう一度壁を壊したい!」

 って馬鹿ぁっ! 僕の馬鹿ぁっ! お前はどこのテロリストだよ! もう一度壁を壊してなんになるっていうんだよ!

「あの、更に壊したら留年させられちゃうと思いますよ……」

 うん。わかってる。わかってるからそんなに気の毒そうな目で僕を見ないで。

「……それじゃ、皆のところに行こうか」

「あ、待ってください!」

 いたたまれない気持ちで逃げようとする僕を、姫路さんが袖《そで》を握って引き止める。

「な、なに?」

「あの……」

 まさか、良い病院を紹介してくれる気だろうか? くっ! 前に僕が言った台詞《せりふ》がそのまま返ってくるなんて、こんな屈辱《くつじょく》はいつも通りだ!

「手紙、ありがとうございました」

 うつむきがちに小さな声で言う彼女。

「別に、ただ根本君の制服から姫路さんの手紙が出てきたから戻しただけだよ」

「それってウソ、ですよね?」

「いや、そんなことは──」

「やっぱり吉井君は優しいです。振り分け試験で途中退席した時だって『具合が悪くて退席するだけでFクラス行きになるのはおかしい』って、私の為にあんなに先生と言い合いをしてくれていたし……」

 そういえば、そんなこともあったなぁ。あの時は先生に冷たくあしらわれたから、逆に熱くなっちゃったっけ。

「それに、この戦争って……私の為にやってくれてるんですよね?」

「え!? あ、いや! そんなことは!」

「ふふっ。誤魔化してもダメです。だって私、自己紹介が中断された時に吉井君が坂本君に相談しているの、見ちゃいましたから」

 あの相談を見られてたのか。これじゃごまかしようがない。

「凄く嬉しかったです。吉井君は優しくて、小学生の時から変わってなくて……」

 な、なんか妙な空気だ。今までに経験したことのないむずがゆさを感じる。よくわからないけど、僕はこの雰囲気に耐えられそうにない!

「そ、その手紙、うまくいくといいね!」

 とりあえず話題を変えよう。このままじゃおかしくなっちゃいそうだ。

「あ……。はいっ! 頑張りますっ!」

 そんな僕の言葉に応えたのは、姫路さんの満面の笑み。その笑顔を見て思う。

 この子は本当に雄二のことが好きなんだな。わかっていたことだし、僕は雄二に敵《かな》わないと実感もしている。悔《くや》しいけどしょうがないか。

「で、いつ告白するの?」

 下世話《げせわ》な話を振ってみる。ま、これくらいは許されてもいいよね。

「え、ええと……全部が終わったら……」

 姫路さんは真っ赤になりながらもそう答えてくれた。

「そっか。けど、それなら手紙より直接言った方がいいかもね」

「そ、そうですか? 吉井君はその方が好きですか?」

「うん。少なくとも僕なら顔を合わせて言ってもらう方が嬉しいよ」

 手紙は根本君のせいで嫌な記憶になっていそうだし、姫路さん自身にとっても、きっとその方がいいだろう。

「本当ですか? 今言ったこと、忘れないで下さいね?」

「え? あ、うん」

 僕の意見だから雄二とは違うかもしれないのに、姫路さんは金言《きんげん》を得たかのように嬉しそうだ。


『こ、この服、ヤケにスカートが短いぞ!』

『いいからキリキリ歩け』

『さ、坂本め! よくも俺にこんなことを──』

『無《む》駄《だ》口《ぐち》を叩《たた》くな! これから撮影会もあるから時間がないんだぞ!』

『き、聞いてないぞ!』

 と、いきなり廊下から響いてきた言い争い。どうやら始まるみたいだ。

「なんでしょうか?」

「なんだろうね?」

 伝令だけじゃなくて、いつの間にか撮影会までスケジュールに入れられたみたいだ。きっと根本君は一生忘れられない素晴らしい思い出を背負うことになるだろう。

「とにかく、頑張ってね」

「はいっ! ありがとうございます!」

 元気よく返事をして、姫路さんは教室を出て行った。とても軽《かろ》やかな足取りで。

 さて。それじゃ僕も皆のところに行こう。

 姫路さんの後を追い、足を踏み出す。

「──っと、その前に」

 雄二の席に歩み寄り、ヤツの鞄を取り出す。

「とりあえず、雄二の教科書に卑《ひ》猥《わい》な落書きでもしておこう」

 僕がそう簡単に人の幸せを祝ってやる人間だと思うなよ!

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バカテスト 生物[#「バカテスト 生物」は太字]

【第九問】[#3段階大きな文字]


 問 以下の問に答えなさい。[#「問 以下の問に答えなさい。」は太字]

『人が生きていく上で必要となる五大栄養素を全て書きなさい』



 姫路瑞希の答え[#「姫路瑞希の答え」は太字]

『①脂質 ②炭水化物 ③タンパク質 ④ビタミン ⑤ミネラル』


 教師のコメント[#「教師のコメント」は太字]

 流石は姫路さん。優秀ですね。

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 吉井明久の答え[#「吉井明久の答え」は太字]

『①砂糖 ②塩 ③水道水 ④雨水 ⑤湧き水』


 教師のコメント[#「教師のコメント」は太字]

 それで生きていけるのは君だけです。



 土屋康太の答え[#「土屋康太の答え」は太字]

『初潮年齢が十歳未満の時は早発月経という。また、十五歳になっても初潮がない時を遅発月経、さらに十八歳になっても初潮がない時を原発性無月経といい……』


 教師のコメント[#「教師のコメント」は太字]

 保健体育のテストは一時間前に終わりました。

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